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私、大学生のプリキュアになる

私は元気がない。なぜならつらい夢を見たからだ。そしてそれを払しょくするほどの物事が日々起こらないために、つらい夢を午後になっても引きずっている。

 

夢の中で私は大学生のプリキュアだった。その日、どうやら悪の組織がやってくると予想されている日で、私と私の高校生時代の何人かの同級生は悪の組織と戦うべく待機していた。

 

私は緊張するとトイレが近くなる。別に出ないけどトイレに頻繁に行きたくなるのだが、その悪癖は夢の中でも同じ。緊迫した空気の中、プリキュアのコスプレをした私はトイレに何度も行っていた。

 

私がトイレに行こうとしたその時、悪の組織と戦うその時がやってきてプリキュアたちはぞくぞくと向かっていく。「待って!トイレに行かせて!」と叫ぶ私。誰も待ってくれはしない。

 

夢の中の設定上一緒に移動しなければならないため、私は置いてきぼりをくらってしまった。私は焦っていた。でもどうすることもできない。だってトイレに行きたいんだもの。しょうがないじゃない!

 

戦いが終わり、プリキュアたちが無事帰還した。満足のいく勝利に皆の表情はキラキラと輝いていた。私はきちんと謝った。でも皆は残念な目を私に向けるばかりで、「もう辞めたほうがいい」と言われてしまった。

 

とぼとぼとその場を後にする私。通りかかったのは、心を病んだ学生用の宿泊施設。そこでは別の高校時代の友人がアルバイトをしていた。私はプリキュアを辞めたいきさつを話した。「トイレに行きたかったんだもん、しょうがなかったんだもん」

 

そして、「私もここでアルバイトがしたい」と志願までしていた。そこがとても平和に見えたからだ。でも、だれもイエスとは答えてくれない。地味に傷つく。

 

夢の中でも自分が自己チューでつらい。夢の中くらい協調性を大切にする人間になりたい。伝説の戦士たる者、尿意など引っ込めて仲間と戦うべきなんじゃないのか。それが私の使命だったんじゃないのか。

 

ところで、私がいなくても悪の組織を倒せたということは、敵が弱かったのか、はたまた私が必要なかったのか、どっちなのか知りたい。あと、心療内科が出てくるあたり、闇の深さを感じる。