広告

死んでる片鼻

夫の鼻水がとまらない。ゴミ屋敷同然の環境で育った夫は、いつも鼻がぐずぐずであった。私と暮らし始めてそれがだいぶ改善されたのだが。成人してから何がきっかけだったのかさっぱり思い出せないが(自分のことではないので)、アレルギー検査をしたらやっぱりハウスダストと犬猫、あと春の花粉系がアウトであった。あんなに図体でかいのに繊細かよ。

 

私がずっと家にいるので、掃除はしっかりしているのに最近鼻の調子がめっきり悪い。夜中に鼻水で呼吸困難になり目が覚めるとまで言い出した。その隣でぐっすり寝ていてなんだか申し訳ない。でも気づかないんだ、これが。

 

仕事中は平気と言っているのでもしかしてモモコアレルギーかとなんだか悲しくなった。私は優しい妻であるので、少しでも良くなればと思いベッドのシーツやらカーペットやらコロコロしまくった。が、改善されない。やっぱりモモコアレルギーの線が濃厚か。

 

寝れないのは心配なので、耳鼻科に連れていった。私は耳鼻科にかかったことがない。けれども、読んだり聞いたりして想像できるのは、棒を鼻に突っ込まれてものすごく痛いということ。インフルエンザの検査は一生しないと心に決めている。私の鼻は棒をつっこまれるようにはできていない。

 

診察室に入った夫を恐怖に怯えながら待つ私。なんかの機械の音とかがほんとに怖い。中で何が行われているの?一緒に来るんじゃなかったと後悔した。診察室から出てきた夫は涙目。やっぱり棒を突っ込まれてぐりぐりされたり、CT(!?)撮ったりしたそうだ。ちなみに鼻うがいは痛くないらしい。

 

診断結果は副鼻腔炎。ようするに蓄膿だ。あの鼻の調子じゃいつかなるだろうと思っていたから別に驚きはしない。あと昔鼻を骨折したために、骨がゆがんでいて右の鼻がほとんど通じていないことが判明した。

 

そんな状態で平気で生活してることに天晴というか、呼吸すらままならないのによく生きていられるもんだ。生きていく上で呼吸って大事でしょ、片っぽ塞がってんのにどうなってんだ。

 

夫はバスケやラグビーなど顔面含む体の怪我が日常茶飯事、顔面ひじ打ちなんかへっちゃらさ(痛いけど)みたいな学生生活を送っていたので、いつの骨折によるものなのか思い出せない。私がはじめて夫を見たとき、片目ができの悪い北寄貝みたいであった。やっぱり接触プレーがあるスポーツなんてするもんじゃない。

 

ところで、骨のゆがみを治さないことには鼻呼吸ができない、骨のゆがみを治すには手術するしかない、とのことであった。夫は鼻呼吸とはどういうものなのか早く体験してみたいとワクワクしている。